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2023年5月1日月曜日

【マリア様がみてる1-2】胸騒ぎの連弾 あらすじ・考察・感想

 

あらすじ

家で朝の準備をしながら、祥子の「必ずあなたを妹にしてみせる」という宣言を思い出す祐巳。

そこに、弟の祐麒が登場。

祐巳は、文化祭のシンデレラで王子役をする花寺の生徒会長について、どんな人なのかと祐麒に聞く。

祐麒曰く、生徒会長はかっこよくて成績が良いが祐麒は少し苦手で、自分はちょっとに苦手だという。

学校に行くと、祐巳が祥子からのスールの申し出を断ったといううわさが全校に広がっていた。 

休み時間も祐巳を見ようと、教室に生徒が押し寄せるので、心が休まらない祐巳。

そんな祐巳をそっと連れ出して、昼食に誘う志摩子。たわいもない話をしながら楽しく過ごす。 

祐巳は、志摩子に、なぜ祥子からのスールの申し出を断ったかを確認すると、お互いに求める物が違うため、ダメだと感じたという。

逆に、志摩子から、なぜ祥子からの申し出を断ったかを聞かれて祐巳はうまく答えられなかった。

放課後、そうじが終わり、音楽室で、新入生の歓迎会でオルガンを弾く祥子の素敵な姿を思い出して、ピアノを触っていると、祥子が突然現れる。優しく声を掛け、祥子のリードでピアノの連弾を楽しむ二人。

祥子は、文化祭の劇の練習に祐巳を誘いに来たのだった。

祥子は、祐巳をスールにする賭けに絶対に勝つとはいったものの、絶対なんてありえないという。そのために自分は劇の準備をしておくと。

体育館に行くと、山百合会のメンバーと劇に出演する生徒たちがダンスの練習をしている。

見学する祐巳に声を変えるロサキネンシス。

祥子はお嬢様で幼いころからダンスも含め、たくさんのお稽古事をしていたが、息抜きが必要で自分とスールになった時にすべてやめさせたことを話してくれた。

また、ダンスの機会が多い祥子がなぜ男性とのダンスをそんなに嫌がるのかとも話していた。

見学していた祐巳に、ダンスを教えると言って誘うロサギガンティア。祐巳は令と練習していたが、いずらくなり、忘れ物をしたと嘘を付き、その場から去ってしまう。

返ろうとしている祐巳を見つけた同級生たちが、噂の真相を聞こうと詰め寄ってきた。

祥子が自分なんかをスールにしたいわけがないと、気持ちが高ぶって泣いてしまう。

新聞部がふったのを噂している。見に来られる祐巳。

感想

噂好きの生徒たちに囲まれた祐巳をそっと助け出してくれる志摩子。本当にやさしいです。志摩子も祥子やロサギガンティアとうわさになっていた時に大変な思いをしたでしょうから、祐巳の事が気になっていたんでしょうね。

志摩子が、自分が祥子へ断った時よりも祐巳が断った時の方がショックだったと言っていましたが、これはなんででしょうかね。祐巳が当然受け入れると思っていたからなのか、知らないうちに祐巳に惹かれていたからなのか。

後のシーンで、祥子自身が、下級生のタイを直すことは珍しく、朝が弱くぼーっとしていたのに自然とそうしてしまったという事もあるので、多分、祥子はなぜかわからないが祐巳がきになったんでしょうね。

ダンスの練習をしているシーンで、ロサ・ギガンティアが祐巳を他の生徒たちに紹介し、だれかペアになってダンス練習してあげてと頼むのですが、みんな腫れ物に触るような感じで祐巳を見ていて、祐巳がとてもかわいそうでした。

まだ慣れていない、みんながあこがれの山百合会の人達と接する気苦労に加えて、他の生徒からのこの扱い。祐巳のポツンとした姿を思うと、胸がキューっとなりました。

でも、そんな祐巳を見ていた由乃。令とアイコンタクトを取って、令が練習相手になってくれホットしました。 

しかし、お嬢様学校であっても(だからこそ?)皆さん噂好きですね。

先生までも、気になって噂の張本人に確かめているシーンは、さすがに、そっとしておいてよと思ってしまいました。 

最初見た時は、気に留めなかったのですが、この話の冒頭で新聞部姉妹の築山美奈子と真美さんがすでにここで登場していたんですね。さすが芸能リポーターなみの新聞部です。

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