小笠原祥子(おがさわら・さちこ)
主人公の祐巳のお姉さまで、紅薔薇様。
成績優秀、容姿端麗。学園のあこがれの的です。
従兄弟の柏木優からは「さっちゃん」とよばれている。
何事にも動じない
祥子は肝が据わっていて何事にも動じない落ち着きがあります。自身の卒業式で答辞を返したのですが、とあるハプニングがあり直前に送辞を送った由乃たちはドタバタして大変でした。
ところが、祥子はこれをスマートに解決。答辞で準備した文章を都合により読めなくなったもののそれを超える素晴らしい答辞で締めくくることができました。
ピンチであっても、自分の能力をしっかりと生かすことができる有能な人です。
くやしがりや
祥子は自身が2年生の時に、卒業式で送辞を読みました。しかし、とある事情で失敗。
このことをリベンジしたいために、自身の卒業生では答辞をさせてくれと、先生に直談判しに行っています。
こんな面倒なこと、普通の人はやりたくないです。私だったら、もう忘れたいくらですよ。
しかし、彼女にとっては学校生活の汚点して心にのこり、それが許せなかったんでしょうね。面倒なことをあえてやってでも、自分の汚点を上塗りしたい。
でも、彼女は他人が自分の失敗をどう思っているか?でそのようにしたのではありません。あくまで、彼女が彼女自身の失敗を許せないからという理由でそのように行動したのでしょう。
究極の悔しがり屋です。
苦手なものも結構ある
祥子は、食べ物の好き嫌いが多いようです。
「くもりガラスの向こう側」では、生ものでは、お寿司のネタのウニ、イクラ、アワビが苦手ですが、挑戦しています。また、遊園地では回転する乗り物が苦手です。なので、「キラキラまわる」ではジェットコースターはもちろんのことですが、メリーゴーランドも最初は拒否しました。
遊園地、回転するものが結構多いので、祥子と遊びに行くと大変ですね。
桜とイチョウが嫌いです。
父、祖父が外に女の人を作るという事もあり、男嫌いです。
真のお嬢様
リリアンに通うのはお嬢様ばかりです。しかし、そのお嬢様の中でも祥子は各が違います。
この点については、色々と苦労をしたんだろうなと思います。親友の令曰く、幼稚舎のころから醸し出す雰囲気が他とは違い高貴な感じで、みんな、仲良くなりたいのに、近寄りがたいため周りから距離を置かれることも多かったそうです。本人も寂しい思いをしたのではないでしょうか。
今は親友の令ですら、最初は近寄りがたく、貴婦人のようだ…そんな風に感じていたそうです。
そのような祥子も生徒会に入ることで仲間に恵まれて本当に良かったと思います。
ちなみに、自宅は公園のような広大な敷地のお屋敷。初めて来る人は大抵驚きます。
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