マリア様がみてるの作品や登場人物紹介を書いているページです。

2023年4月29日土曜日

【登場人物紹介】小笠原 祥子(おがさわら さちこ) ~真正お嬢様~

小笠原祥子(おがさわら・さちこ)

主人公の祐巳のお姉さまで、紅薔薇様。

成績優秀、容姿端麗。学園のあこがれの的です。

従兄弟の柏木優からは「さっちゃん」とよばれている。

何事にも動じない

 祥子は肝が据わっていて何事にも動じない落ち着きがあります。自身の卒業式で答辞を返したのですが、とあるハプニングがあり直前に送辞を送った由乃たちはドタバタして大変でした。

ところが、祥子はこれをスマートに解決。答辞で準備した文章を都合により読めなくなったもののそれを超える素晴らしい答辞で締めくくることができました。

ピンチであっても、自分の能力をしっかりと生かすことができる有能な人です。

くやしがりや

 祥子は自身が2年生の時に、卒業式で送辞を読みました。しかし、とある事情で失敗。

このことをリベンジしたいために、自身の卒業生では答辞をさせてくれと、先生に直談判しに行っています。

こんな面倒なこと、普通の人はやりたくないです。私だったら、もう忘れたいくらですよ。

しかし、彼女にとっては学校生活の汚点して心にのこり、それが許せなかったんでしょうね。面倒なことをあえてやってでも、自分の汚点を上塗りしたい。

でも、彼女は他人が自分の失敗をどう思っているか?でそのようにしたのではありません。あくまで、彼女が彼女自身の失敗を許せないからという理由でそのように行動したのでしょう。

究極の悔しがり屋です。 

苦手なものも結構ある

祥子は、食べ物の好き嫌いが多いようです。

「くもりガラスの向こう側」では、生ものでは、お寿司のネタのウニ、イクラ、アワビが苦手ですが、挑戦しています。また、遊園地では回転する乗り物が苦手です。

なので、「キラキラまわる」ではジェットコースターはもちろんのことですが、メリーゴーランドも最初は拒否しました。

遊園地、回転するものが結構多いので、祥子と遊びに行くと大変ですね。 

桜とイチョウが嫌いです。

父、祖父が外に女の人を作るという事もあり、男嫌いです。

真のお嬢様 

リリアンに通うのはお嬢様ばかりです。しかし、そのお嬢様の中でも祥子は各が違います。

この点については、色々と苦労をしたんだろうなと思います。

親友の令曰く、幼稚舎のころから醸し出す雰囲気が他とは違い高貴な感じで、みんな、仲良くなりたいのに、近寄りがたいため周りから距離を置かれることも多かったそうです。本人も寂しい思いをしたのではないでしょうか。

今は親友の令ですら、最初は近寄りがたく、貴婦人のようだ…そんな風に感じていたそうです。

そのような祥子も生徒会に入ることで仲間に恵まれて本当に良かったと思います。 

ちなみに、自宅は公園のような広大な敷地のお屋敷。初めて来る人は大抵驚きます。

【登場人物紹介】藤堂 志摩子(とうどう しまこ)~ふんわりなのに芯が強い美少女~

 

志摩子は、祐巳・由乃の同級生。上の画像では、右側の髪を触っている女の子です。

ゆるふわのロングヘアが似合っていて本当にかわいいですよね。 

彼女は、2年上の白薔薇様(ロサ・ギガンティア)である佐藤聖の妹になったこともあり、祐巳たちより1年早く、白薔薇様となります。

妹は、二条乃梨子。

家は、お寺なのに、クリスチャンということで悩んでいたこともあったようです。

普段は前に出ようとしないが、いざという時にたよりになる

「ハローグッバイ」では、次期薔薇様である祐巳たち3人がお姉さまの卒業式で送辞を読むことになるのですが、どうしよう!と思っている二人にたいしてとても落ち着いた様子で準備をてきぱきと進めていきます。本番も、ハプニングが起きますが、志摩子の機転でなんとかなりました。

こういう所は本当に心強いですよね。

物腰柔らかな感じで、口数が少ない印象ですが、頭が良く、色々と周りのことにきがつくひとなんだろうなと思います。

無駄な事は言わないんですよね。ここぞというときに良いこと言ってくれる。


上級生から注目される存在

志摩子は、ロサ・ギガンティアである聖の妹です。しかし、そうなる前には祥子からも妹にならないかとの誘いを受けています。

成績もよく、つつましやかな性格、見た目も美しいのでそれは上級生もきになりますよね。

聖にとっては、心に影をやどした感じの所にもひかれたのかなぁと思いました。

あの人は、一見陽気だけど、心の闇が深そうだから。

珍しい家族構成

家族構成は、父・母・兄ですが、

志摩子の本当の両親は、志摩子が小さい時に亡くなっています。なので、志摩子の今の父母は、実の祖父母に当たります。

志摩子は、そのことを小さいころから聞かされているため、当たり前の事として受け入れているため特に気にしてはいません。

が、他の人が聞くと、やっぱり気になるようでこれがきっかけでちょっとした事件が乃梨子との間にありました。

気になった方は、「キラキラまわる」をよんでみましょう。



【登場人物紹介】山村先生 ~生徒からの信頼あつい~

event_note4月 29, 2023 forumNo comments

生徒の気持ちを察知して、フォローするのが旨い

祥子が卒業生の答辞をやるにあたり、少し弱気になってしまったことがあったのですが、この時に、祥子が前向きになるように旨い事声をかえてあげているのです。

気になる方は「ハローグッバイ」を読んでみてくださいね。

優しくて、生徒からは頼りにされている先生なんでしょうね。

 


生徒と距離をとるのが旨い

時々、「ここだけの話だけど」という事を持ち出して、生徒とうまい具合に距離感を縮めます。

このように言われると、ついついこちらも本音で話しをしたくなってしまいますよね。

ちなみに、リリアンのOGでもあります。

噂好きでもある

祐巳が祥子のロザリオを拒否した噂について、本人達に直接聞いており、結構ゴシップ好きだと思われます。


【登場人物紹介】支倉 令 ~実は乙女?~ 

 

黄薔薇様(ロサ・フェティダ)の支倉 令様についてです。

上の画像の右側の方ですよ。この画像だと、男の人に見えますね。

令は、祐巳たちよりは1年先輩で、祥子とは同級生です。

剣道部所属。剣道をしている印象がつよいため、男らしい性格なのかと思いきや、かわいいもの好きで料理がとても得意。

「くもりガラスの向こう側」では、ありもののおかずで手際よく創作料理を何品も作ってしまう姿が印象的でした。祥子曰く、「いい主婦になるわ…」らしいです。

由乃のお姉さまであり、由乃の従妹のおねえちゃん。家もお隣。由乃には、しもべのように扱われることも。

由乃に理不尽なことをされてもほとんど怒ることはなく、相当甘やかしている。祐巳や祐麒曰く、そんな姿を見て尊敬するほど。

祥子とは幼稚舎からのつきあいで親友。お互いをリスペクトする仲。祥子曰く、まっすぐな所が好きらしい。 

リリアン女学園高等部を卒業後は、外の大学に進学します。

【登場人物紹介】柏木 優(かしわぎ すぐる) ~祐巳が好きなの!?~

祥子のいとこで、婚約者。

祥子より1年年上。男子校の花寺学院高校のOG。祐麒の先輩です。

「ハローグッバイ」では、祐麒を経由して祐巳をデートに誘おうとしていると思われる描写があります。祐巳の事が好きなんですかね? 



また「キラキラまわる」では、祐巳のことをからかいながらも何かとスキンシップをしようとしてくるし。

この人は、自分で自分のことを王子だと冗談か、本気なのかわからないが言っているので、自分がイケメンであることを十分に理解しているのでしょう。

祐巳は、チャラい奴…と思っているようですが、優しい人です。

家庭の事情で悩む瞳子の事をずっと気にかけていましたし、

また、「くもりガラスの向こう側」では、祥子(+山百合会メンバー)の喜ぶ顔を考えてお土産を選んだりもしています。

正月には女性だけになり、寂しくなる小笠原家を気遣って様子を見に行ったりと思いやりがあります。

祥子とは、結局婚約を解消してしまいますがそれをきっかけに、逆になんでも言い合える、普通のいとこ同士?それ以上の仲?になれたのかなと感じました。

特に、「キラキラまわる」では運転でヒステリックになる祥子と言い合いは、見ていて面白かったですね。お互い、ズバズバと言い返している姿、気を許しているなーという感じがしました。

 祥子の免許とるために、時間を割いたりしてあげて面倒見もよいですし。

いい男なのですが、小笠原一族の男なので、女性関係がやはり気になりますね。


【マリア様がみてる 感想】キラキラまわる ~気まずい姉妹たち…からの深まる絆~

こんにちは。

今日、マリア様がみてるの「キラキラまわる」を読み終えたので紹介したいと思います。

あらすじ

このお話は、前の巻で、祥子が、祐巳と私は遊園地にいくので皆さんもよければどうぞといったのがきっかけでみんなが遊園地で過ごすお話です。

皆が遊園地で「楽しんだ」お話ですと書きたいところがそう平和ではありません。

遊園地へはそれぞれの姉妹(スール)で向かうのですが、各妹が悪気はないのに姉妹の空気を気まずい雰囲気にしてしまいます。

しかし、これまで話したことがなかったプライベートな話を共有することでそれぞれの仲を深めていく姉妹たち(+写真部先輩後輩)なのでした。

このプライベートなお話は必見です。それぞれの秘密(とは思っていない場合もあるが)のような立ち入った話をするので、そうなの!?と興味深いです。

ちなみに、赤薔薇姉妹は結構平和でした。

由乃と令

ケンカのキッカケは由乃が令をびっくりさせようと寝たふりをしてそれが上手くいかず、令を怒らせてしまいます。いつもであれば令はそんなことではおこらないのですが、由乃が隠し事をしていると勘違いして怒ってしまったようです。

険悪なムードのまま、二人で遊園地に向かう事になるのですが、その時の由乃の態度はどうなのか?と思いました。

由乃は悪気はなかったわけですが、由乃のいたずらのせいで、令を待たせて、バスにも遅れて…。怒っている令はよしのに「私にいう事ないの?」というのですが、当然謝らず。

まぁ、令のこのセリフは謝ってほしいわけではなく、別の意図だったわけですが、ホント由乃は普段から令にあまやかされすぎだからこんな態度になっちゃうんだろ!と改めて思いました。

まぁ、待たされたりすることに関して、令が気にしないならいいんですけどね…。

妹ってもんはすごく姉から見ると、子どものようにかわいい物なんですかね?

いや、逆に母と子供でこのような事があると、イラっとしそうだわ。祖母からみた孫みたいな感じなのかな?

志摩子と乃梨子

こちらの二人も気まずい雰囲気になってしまうのですが、先ほどの由乃のケースとは違い、乃梨子が気を使ってしまいおかしな雰囲気になってしまいました。

きっかけは瞳子と両親の関係についてのお話。一般的な親子とは少し異なるという話。

乃梨子はこれを了承を得たうえで志摩子にはなすのですが、その際「重い話なのに気軽にきいちゃった。反省。」というような事を志摩子に伝えたところ、志摩子の家庭も割と瞳子と似たところがあるという事がわかり、きまずくなってしまいました。

これは、気まずくなるのは仕方ないなと思いました。自分が乃梨子の立場だったとしてもなんと返していいかわからない。

もし、かわいそうと思っていると、志摩子がかんじたらどうしようとか、何か言うと余計変な風に伝わってしまうと思うと乃梨子は気が気じゃなかったんだろうなと思います。

例え志摩子本人が気にしていないことであっても、本当に気にしていないのだろうか…と思ってしまいます。

さらに、二人っきりで、自分にだけそのことを話してくれていると思うとなおさら気まずいです。  

まぁ、それはおいといて、遊園地で男女のカップルがいちゃついているところを見て、うつむいてしまっている志摩子さんの描写が、私にはとってもドキドキしました。


蔦子と笙子

こちらはスールではないのですが、まぁ、それも近いかなーという感じの二人です。

笙子は蔦子の後輩で、蔦子LOVEの人。祐巳からの誘いで蔦子が笙子を遊園地に誘うのですが、ちょっと浮かれすぎていたことが原因となり、蔦子のカメラが壊れてしまいます。

そりゃあ気まずくなりますよね。でも、蔦子さんは気にしている笙子のことを一生懸命フォローして気にしないようにしているのが素敵だと思いました。

蔦子さんはいつもカメラを身に着けており、今回の遊園地もシャッターチャンス満載だっただろうに自分を抑えることは大変だっただろうな…と思いました。

しかし、結果蔦子さんは笙子との遊園地デートを満喫できたようなので結果オーライだとおもいました。

蔦子さんが笙子ちゃんにした話が個人的には一番心に残りました。

蔦子さんがカメラと本当の自分について語る話…なのですが、ネタバレするとつまんないので書きません。是非本で読んでみてください。

自分だったらこんな話を、ただの後輩にはしないだろうなと思います。親友とかであってもなかなか話すの恥ずかしいし、自分の弱い面を見せてしまうわけで…。

よほど笙子ちゃんに心を許しているんだろうなと思いました。

そのほか

祥子の様子おかしかった原因

前の巻で大学も決まった祥子が一生懸命勉強していたり、おしとやかじゃない祥子様がみられたりと様子がおかしかった理由が本巻ではあきらかになります。

そのせいで、祐巳たちにはかなり大変な思いをすることになるのですが…

加奈子ちゃんがカワイイ

加奈子ちゃんも瞳子のお誘いで遊園地に行くのですが、彼女はお姉さまがいるわけではなく大丈夫なんかな?とおもっていたのですが、かなり楽しんでいたようです。

その証拠が挿絵の加奈子ちゃんの姿。

遊園地のグッズを身に着けて、ポップコーンケースを肩からかけて、めっちゃ楽しんでいた!

瞳子に対して、ちょっと意地悪な感じで(愛情もこめて)冷静にモノ申していたのですが、その姿がめっちゃ遊園地楽しんでいる人でギャップが面白くて、かわいかったです。

瞳子もかわいい

みんな、遊園地に行くペアの人以外とは集合時間を決めたわけではないので、加奈子ちゃんと瞳子はなかなか祐巳たちに会えなかったのですが、会えた時の瞳子がなかなかのツンデレでした。

そして、恥ずかしそうに映っている瞳子ちゃんのイラストもかわいかったです。これも見ていただきたい!

さいごに

まぁ、当たり前ですが、きまずい雰囲気のスール達はちゃんと仲直りして仲を深めてくれますよ。安心してください。

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新品は見当たりませんね…


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2023年4月25日火曜日

【マリア様がみてる 感想】くもりガラスの向こう側

 

こんにちは。

最近、「マリア様がみてる」を読み返しています。

今日は、「くもりガラスの向こう側」を読み終えたので紹介したいと思います。

あらすじ

このお話は、

祐巳が瞳子に妹になってほしいとロザリオを渡したのですが、拒否されたクリスマスパーティ(前巻)の後のお話です。

祥子は、ショックなことがあった祐巳のために、お泊りありの女子会を企画して、自宅へみんなを招待します。

祥子の母の清子もメンバーに加わり、一緒に食事を楽しんだり、清子が考えたゲーム(結構手の込んだもの)で盛り上がったりと楽しく過ごします。

そんな楽しい時間の中でも、心には瞳子のことがよぎります。

祐巳は、冬休みの間、ショックだったものの、それでも瞳子に妹になってほしいと思い、「なぜ瞳子は自分を拒否されたのか」という事をただ悲観的になるわけではなく、「瞳子の心の奥に抱えている問題はなんなのか」「どのように解決していけばよいのか?」と瞳子に寄り添った気持ちで悩みながら年末年始をすごします。

今回、年末年始の話だったので福沢家の様子が多く描かれていました。

皆でお蕎麦を食べたり、年賀状を分けたりとか普通だけどゆったりと過ごす福沢家の様子もいいなぁと思いました。
恵方のお札を新しくしたり、おせちを作ったりといは、さすがちゃんとした家ですね。

瞳子を思う祐巳

この点について書いてしまうとネタバレが過ぎるのであまり書きませんが、瞳子を思うあまりぼーっとしてしまったり、心の声が口から漏れ出てしまっている祐巳。

祐巳らしいよなーと思いました。

でも、むかし祥子に振り回されて周りが見えないような危うい感じではありませんでした。

ぼーっとはしているんですけど、冷静に考えているという感じなんですよね。

過去に祥子に対しては、不安なことがあったりすると気持ちが暴走気味でしたが、そんな様子はありません。

あくまでも、自分の気持ちは抑えて、自分がとった行動を瞳子はどのように感じてしまうだろうかと考えて行動する姿に成長を感じました。

もう、いつでも姉になれますよ。あとは瞳子がうなずいてくれるだけ…頑張れ!祐巳!

祥子と優 

詳細は書きませんが、この二人の関係にも進展がありましたので、ぜひ読んでいただきたいです。昔はあんなにギスギスしていたのに、冗談も言え、自然体で接することができる、とても良い関係になったのではないかと思います。

また、私がそうだったのか!と思ったのはこの二人が婚約した理由です。

祥子の家は大きな会社を経営しており、由緒ある家なのでこの年で婚約者がいても不思議ではありません。

政略結婚みたいなものかなとおもっていたのですが、二人の婚約は思いのほか、ほっこりする理由だったんですよ。

是非、読んでみて確認してみてください。

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祥子のお母さんがカワイイがちょっと切ない

清子さんは祥子のお母さんですが、この人はとてもかわいらしい人ですね。

祥子がしっかりしている分、少し抜けているように見えてしまいますが、何かやるなら徹底的に楽しみたいという人です。

女子会での人間すごろくなるものを用意していました。広い小笠原邸の沢山の部屋を利用したすごろくで、部屋に行くとミッションが書いてありこれをクリアしていくというものです。

このミッションが、結構大変で参加者は苦労するのですが、クリアすると清子も楽しめるようなもので、よくこんな大変な企画をしたなぁと感心しました。

なんでも楽しむという気持ちは、とてもいいことなのですが、祥子のお父さんに愛人がたくさんいる…と知りつつ、健康的な心で生きていくには多少なりともそうなるしかなかったのかな?とも思い、ちょっとせつなくなりました。

しかし、後半の方でそんな父が母のことをやっぱり好きなのだなぁというエピソードもでてきてちょっとだけ、うれしくなりました。

が、そんな良い話が合った後にやっぱり愛人に会いに行く夫…。なんだかなーと思いました。

この境地にいたるまでには、祥子も清子も悩んだり、葛藤したりしたんでしょうね。

さいごに

今回は、瞳子にふられた祐巳が、どんな行動や心情なのかというところが書かれるかと思っていたのですが、その描写は意外に少なく、素直に女子会でみんながワイワイしている姿を楽しめる部分が多かったです。

いつも通りですが、ちょこちょこと、姉妹でのデレデレエピソードとか挟まれているしそれも良かったです。

是非、読んでみてください。


2023年4月24日月曜日

【マリア様がみてる 感想】 薔薇の花かんむり ~祐巳の貫禄!~

 

こんばんは。

久しぶりにマリア様がみてるを読み返しています。

今日は、「薔薇の花かんむり」を読み終わったので紹介したいと思います。

これまで薔薇様だった祥子と令が実質引退し、次期薔薇様となる祐巳たちの初めての大仕事である「3年生を送る会」の企画・開催を通して、祐巳が紅薔薇として、姉として、妹として成長してく話だったかと思います。

余談ですが、薔薇のかんむりというのは、ロザリオの事なんだそうですよ。

瞳子との関係について

本のあらすじにも書いてある通りですが、このお話で、祐巳と瞳子はついにスールになります。

祐巳がそう決意した内容については、前の巻に描かれているため、この巻はわりとサラッとそこらへんの話が進んでいきました。

サラッと感じた理由ですが、瞳子はロザリオを受け取ってからすぐに祐巳の事を「お姉さま」とよんでいたんですよね。何事もなかったかのように、当たり前のように。祐巳は祥子のことを「お姉さま」と呼ぶのになかなか苦労したかと思うのでそのように感じました。

しかし、しばらくすると祐巳の方も「瞳子」と自然に読んでいました。でも祐巳が瞳子を呼び捨てにする姿って、なんかちょっとくすぐったい感じがするんですよね。

なんか、「妹は私の物」という感じがありますよね。

そんな風にサラッと進んでいったのですが、やっぱり祐巳は瞳子の事を大切に思っているというエピソードもありましたよ。

瞳子の演劇部の先輩である高城 典と祐巳とのひと悶着あったエピソードは是非読んでいただきたいです。

典は瞳子を自分の妹に…と思っていた人なのですが、その二人がいかに自分が瞳子を好きか!と言い合いになっているところは本当に熱いです。

普段、ベタベタしていないくせに、祐巳よ。そんなに熱い思い語るのか!とうれしくなってしまいました。

祥子との関係

祥子は、卒業後の進学先も決まっており、薔薇様を実質引退したこともあり、これまでの少し硬い感じがなくなってきたように感じました。
 
また、「三年生を送る会」の準備で忙しい祐巳を心配しつつも、逆に自分を見守ってくれるようになった祐巳をとても頼もしくなったと感じてきているようでした。
 
実は、このころ、祥子に関して校内で気になる噂が立ち始め、祥子自身はその秘密を祐巳に打ち明ける素振りを見せたのですが、祐巳が自分を信じて待ってくれるという事を聞いて、祐巳の成長を感じているようでした。
 
話はすこしそれますが、この噂に関係するためだと思うのですが、いつもの優等生でない、ちょっと抜けた姿が見られたのも新鮮でよかったと思いました。

色んな立場で頑張った祐巳

「三年生を送る会」の祐巳はてきぱきと仕事をこなして本当に立派でしたよ。あんなビッグイベント企画して回すなんて、普通にすごいなぁと思いました。私、社会人でもできないや。

栄養ドリンクも飲み、山百合会の仲間で頑張って乗り切れて、めでたしめでたしでした。

次期紅薔薇として、頑張らなければいけない時期だったのですが、これに加えて、瞳子が体が傷だらけという気になる事が起きたり、姉の祥子は上記の通り、様子がおかしいしで大変だったと思います。

しかし、昔のように姉妹を信じて、不安になることなくすべてをこなすことができていました。昔はとっても小さくてかわいいが不安なところもあるなというイメージでしたが、由乃や志摩子も言っていた通り、本当に貫禄がでてきたなと感じました。

さいごに

祐巳にとって、色々な事がかさなった時期でしたが、瞳子が妹になった事は祐巳の成長にとって、本当に大きな出来事だったんだなぁと思いました。

祥子は今回、本当にいつもと違うし怪しい行動をとっているのでそこも実は見どころかなと思いました。

是非読んでみてください。



【登場人物紹介】島津 由乃 ~見た目可憐中はサバサバ?~

 

マリア様がみてるの登場人物について紹介していきます。

今日は、島津 由乃さんです。上の画像の左側の女の子ですね。

由乃と言えば、おさげがトレードマークで、見た目は可憐が女の子です。しかし、その正確は祐巳曰く武士。

サバサバした正確で、見た目とのギャップがかわいいですね。

そんな由乃について、書いていこうと思います。

令との関係

令と由乃は一才ちがいのいとこです。家も近く、家族ぐるみで深い付き合いなので幼いころからとても仲が良く、周りも自分たちも姉妹(スール)となることが自然な流れだったのだと思います。
 
そんなこともあるので、彼女たちの関係は普通のスールとはことなります。
それが良くわかるセリフとして、由乃の「令ちゃんのバカ」があります。
 
リリアンでは妹はお姉さまにたいして、普通はこんな事を言わないでしょうが、この二人の間では許されてしまうのです。
 
また、由乃は令にお茶をいれさせたり、寝坊をしないように起こしてもらったりと、なかなかの態度の妹なのです。(薔薇のはなかんむりを参照)

菜々との関係

剣道を通して出会った、2学年下の有馬菜々とは、彼女が高校に入る前にスールとなります。

由乃が鈍いために、ちょっと不機嫌になった菜々が良かったですよ。(ハローグッバイ参照)



お祭り・イベント好き

「ハローグッバイ」では、体育祭や文化祭でもテンションが高かったという同級生の証言があります。

なんだか、江戸っ子っぽいイメージの由乃なので、イメージ通りではあります。

また、駅伝がすごく好きで現地に見に行ってしまうほどです。

イベントではないですが、夏には富士山登山にもいったそうで、

由乃は昔、体が弱く、色々と行動が制限されることがあったために、元気になった今、はじけちゃっているのかもしれませんね。

すぐに口や態度に出てしまう

仲の良い人には、自分の思い通りにならないとすぐ気持ちが口に出てしまいます。特に、令と祐巳に対してそのような態度をとることが多い気がします。心を許して、信頼しているからこそなんでしょうね。

そんなのどうでもいいのでは?とか相手にそこまで言わなくても…と他の人に気を遣わせてしまう事もあります。

が、由乃に対してそれを指摘してしまうと、ターゲットが自分になることを面倒だと周りが思う場合もあります。

そこまで嫌な人というわけではありません。友達も普通にいるし。

ポンポンと口に出てしまうので、他の人よりもストレスがたまらないタイプかもしれないですね。

また、何かうまくいかなかったときに、落ち込む所もはた目から見てわかりやすい人です。
そこは、祐巳ともちょっと似ていますね。 

また、「薔薇の花かんむり」では、様子がおかしい祥子の様子について、祐巳が確認してくるのを待ちきれず、何度も確認しているように、好奇心むき出しの所もありますね。

2023年4月23日日曜日

【マリア様がみてる 感想】 ハローグッバイ

 

今回は、薔薇様二人である、祥子と令の卒業式の日のお話でした。

祐巳と祥子がスールになってから1年とちょっとですが、色々ありました。二人一緒の制服姿も今日が最後という事でさみしくなりますね。

それでは、心に残ったシーンと感想を書いていきたいと思います。 

祐巳の頑張り

祥子に花を飾るシーンや、卒業式を泣かないで乗り切ろうとしているシーン等では、

祥子の妹としてではなく在校生の代表として振る舞おうとしている姿がみられ、応援したくなりました。

ステキな上級生、薔薇様になるんでしょうね。

しかし、そんな風に頑張っているものの、ちょっと抜けたところが時々出てしまうのも祐巳らしくていいと思いました。

本当は、一人の妹として振る舞いたいだろうに、次期薔薇様ともなると大変ですね。

前薔薇様の登場

元薔薇様の3人も久々にそろって登場します。由乃が声をかけたことがきっかけであつまったのですが、卒業式を見てほしいからというわけで読んだのではなさそうです。

いったいなぜ読んだのでしょうか? それは読んでみてのお楽しみなので置いておくとして…。

聖は相変わらず、ちょっといい加減でおどけた感じで、蓉子に怒られたりしている所が相変わらずです。

今回、蓉子は聖からのメールでよびだされたのですが、聖のメールは「くる?」とだけで詳細の連絡なし…。

そんなことで、怒りながらも、「自分を覚えてくれるだけでもよしとしよう。」と思って受け入れて、自分たちが腐れ縁だと認識している蓉子。

今後も、ちょくちょく会うわけではなく、濃い関係ではないんだろうけどこのような関係がずっとつづいていくのかなと思いました。それは私としては嬉しいです。

また、ふらっと訪れた元薔薇様は在校生にとっては、いまだにカリスマ。卒業式の受付の在校生がその姿をみて背筋がピンっとしたのをみてさすがの存在感だと思いました。

祥子と令が名前で呼び合うようになったきっかけ

リリアンでは、上級生を「~様」、同級生を「~さん」と呼ぶのが基本です。仲がいい場合はちがったりするのですが。

祥子と令も、もともとは「祥子さん」「令さん」と呼び合っていました。

しかし、令はちょっとした勘違いで、勇気を出して「祥子」とよぼうとします。

令、祥子それぞれの目線で名前呼びをした時の話が語られます。

この部分は面白かったので是非読んでもらいたいです。

この部分のお話では、祥子と令がお互いをリスペクトしている事も書かれており、よんでいて心が温かくなります。

姉妹の交流に目がいきがちですが、このような横のつながりのエピソードも素敵だなと思いました。

祐巳らつぼみ達が重大なお役目

祐巳たちには、卒業生の送辞を読むという重大な役目を担うことになりました。

ここでの、それぞれの姿がみていて面白かったです。

送辞やってくれって普通は大変な役目でやりたくない物ですよね…。

そのなかで、スパッと覚悟を決めてやることを決める志摩子。

できるだけ、送辞を回避したいと策をめぐらす由乃。

押しに弱い、祐巳。

それぞれの個性がでるなぁ~と感じ、この三人だからぶつからないでやっていけてるのかなと思いました。由乃なんて、我が強そうなのにみんなでうまくいっているしね。

由乃と菜々

今回、由乃と菜々の関係について大きな前進があります。

この二人、もちろんお互いを好きなのですが、由乃は菜々の気持ちをうまくくみ取ることができなくてもどかしいと感じる部分がありました。

私が、いいなぁと感じたのは由乃のロザリオをめぐる菜々のエピソードです。

菜々が由乃を大切に思っていることがわかる良い話なのですが、少し遠回しな言い方なので由乃になかなか伝わらず…。

多分、見ていた他の生徒会メンバーは、「由乃、そうじゃないだろ!気づけよ!」とみんな思っていたに違いないです。

犬猿の仲?の江利子も一緒に由乃と菜々のために頑張っている姿もよかったですね。

さいごに

リリアンでの卒業式での伝統や、それぞれの立場からみた卒業式の心情が描かれていてとても面白かったです。是非読んでみてください!