こんばんは。
久しぶりにマリア様がみてるを読み返しています。
今日は、「薔薇の花かんむり」を読み終わったので紹介したいと思います。
これまで薔薇様だった祥子と令が実質引退し、次期薔薇様となる祐巳たちの初めての大仕事である「3年生を送る会」の企画・開催を通して、祐巳が紅薔薇として、姉として、妹として成長してく話だったかと思います。
余談ですが、薔薇のかんむりというのは、ロザリオの事なんだそうですよ。
瞳子との関係について
本のあらすじにも書いてある通りですが、このお話で、祐巳と瞳子はついにスールになります。
祐巳がそう決意した内容については、前の巻に描かれているため、この巻はわりとサラッとそこらへんの話が進んでいきました。
サラッと感じた理由ですが、瞳子はロザリオを受け取ってからすぐに祐巳の事を「お姉さま」とよんでいたんですよね。何事もなかったかのように、当たり前のように。祐巳は祥子のことを「お姉さま」と呼ぶのになかなか苦労したかと思うのでそのように感じました。
しかし、しばらくすると祐巳の方も「瞳子」と自然に読んでいました。でも祐巳が瞳子を呼び捨てにする姿って、なんかちょっとくすぐったい感じがするんですよね。
なんか、「妹は私の物」という感じがありますよね。
そんな風にサラッと進んでいったのですが、やっぱり祐巳は瞳子の事を大切に思っているというエピソードもありましたよ。
瞳子の演劇部の先輩である高城 典と祐巳とのひと悶着あったエピソードは是非読んでいただきたいです。
典は瞳子を自分の妹に…と思っていた人なのですが、その二人がいかに自分が瞳子を好きか!と言い合いになっているところは本当に熱いです。
普段、ベタベタしていないくせに、祐巳よ。そんなに熱い思い語るのか!とうれしくなってしまいました。
祥子との関係
色んな立場で頑張った祐巳
栄養ドリンクも飲み、山百合会の仲間で頑張って乗り切れて、めでたしめでたしでした。
次期紅薔薇として、頑張らなければいけない時期だったのですが、これに加えて、瞳子が体が傷だらけという気になる事が起きたり、姉の祥子は上記の通り、様子がおかしいしで大変だったと思います。
しかし、昔のように姉妹を信じて、不安になることなくすべてをこなすことができていました。昔はとっても小さくてかわいいが不安なところもあるなというイメージでしたが、由乃や志摩子も言っていた通り、本当に貫禄がでてきたなと感じました。
さいごに
祐巳にとって、色々な事がかさなった時期でしたが、瞳子が妹になった事は祐巳の成長にとって、本当に大きな出来事だったんだなぁと思いました。
祥子は今回、本当にいつもと違うし怪しい行動をとっているのでそこも実は見どころかなと思いました。
是非読んでみてください。
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